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2004年 11月 02日
バズ・ラーマン監督が、CHANELのCMを作成したそうだ。シャネルNo5の香水のCMで、約2分のものらしいが、素晴らしくゴージャスな演出をされているようだ。制作費やギャラなど、いろんな噂が飛び交っているが、とにかくその映像美に息を飲んだ。といってもまだ見ていないのだが、今月発売の、ELLE JAPON(12月号)でその現場の写真が掲載されている。
ELLEの情報によると、ブロードウェイのようなセットが組まれ、ニコールがセレブリティの役どころ。至る所にニコールの広告塔が張り巡らされ、その中をニコールがドレスを着て疾走するのだ。写真を見ると、バズ・ラーマンお得意のミュージカルらしい演出が施され、夜の街を美しいネオンが輝き、今にも折れそうな華奢な腕をした、妖精のような彼女が白く浮かび上がって見える。どうやらセレブリティの宿命らしく、パパラッチに追いかけられて逃げ回っているようだ。と、そこで今回のお相手の美しい男性が現れる。このへんの詳細はまだ分かっていないが、どうやら2人は屋上で、キスをするようだ。そのキスシーンの美しさ。ドラマティックなバズの演出により、女性なら誰しも酔いしれるのではないだろうか。 いつもバズ・ラーマンの映像を見て驚くのが、彼の演出の凄さだ。”ムーラン・ルージュ”でその映像美は世界中に知れ渡ったわけだが、”ダンシング・ヒーロー”や、”ロミオとジュリエット”の時点でもう、彼の世界観は確立されていた。”ロミオとジュリエット”の場合、かなり実験的なこと(現代の悲劇にしたこと、でも言葉は昔のイントネーションであったこと、音楽もヒップホップを使うなど)をした為、賛否両論あったが、”ダンシング・ヒーロー”はとても良かった。近々レビューを書こうと思うが、19世紀のベル・エポックの時代を意識した華やかで、挑発的で、でもとってもロマンチックなものだ。彼のブロードウェイのミュージカル、”ラ・ボエーム”も観たかった。残念ながらその時期にNYに行けなかったのだが、トニー賞にノミネートされたのも、納得がいく美しい演出だったそうだ。 このCMは11月からオーストラリアで放映されるらしいが、私達は見られるのだろうか。バズ・ラーマンの映像の新作とあれば、どんなものにでも飛びつくのだが。楽しみである。
by kumiserendip
| 2004-11-02 12:53
| 映画狂時代
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