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2005年 01月 17日
cinematographer、もしくはfilm directorの務めは、美しいものをフィルムに焼き付けることが本当の目的ではなく、現実を伝えることなのだ。人々の心の内側やもの、出来事を描写し、例えその映像が美しいディティールによって包まれていても、伝えるべきことを相手に届けなければ意味がない。そして、たくさんの人に観てもらうべきだ。たいてい、素人のcinematographerのscreeingなどでは、上映してみて初めて気付く間違いなどに、穴があったら入りたいような気分になり、屈辱と羞恥の修正の日々に追われるのだが、たったひとりでも、あのシーンが良かったなどと言ってくれたりすると、もうそれだけで疲れなんてなくなってしまう。あのフィルムのあのシーン。どんな短いシーンにも意味がある。そしてそれが人の心の内側をふぅっと撫でたら、初めてそのフィルムには生がもたらされるのだ。
by kumiserendip
| 2005-01-17 05:32
| 映画狂時代
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