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2004年 10月 28日
怖かった。本当に怖かったよー!”ホワットライズビニース”は正当なホラームービーだ。監督は”バック・トゥ・ザヒューチャー”や”ロジャー・ラビット”、”フォレスト・ガンプ”のロバート・ゼメキス。主演はハリソン・フォードとミシェル・ファイファーだ。
この映画はシチュエーションがかなり限定されており、その分登場人物の心理描写に費やすシーンがほとんどだ。あたかも自分が一歩一歩歩いてその現場へ近づいて行くように、少しずつ少しずつ事件への道が紐解かれていく。人間の心理とは不思議なもので、ちょっと物音がしたとか額が倒れたという、本当に気のせいだと思うような事を、ある日急に気にし始めるのだ。 最初は勘違いから始まる。隣人の家で殺人事件が起こったかのようであったが、それがだんだん自分に関わるものだと気付き始める。仲の良い夫婦とかわいい娘。有能な夫は優しくもあり、十分に愛しあっている。ところが、だんだん2人の間にできる溝。自分がおかしくなったのではないかと混乱する妻。やがて何か得体のしれないものが姿を現し始めた瞬間、妻は震えながらその真実を突き止めようとするのだ。 主演の2人の演技の素晴らしさはこの映画の怖さを引き立て、観客は主人公と一体感を味わえる。ホラーではカメラアングルはとても重要で、考えつくされた演出が伺える。見事だ。ストーリーの組み立て方も素晴らしく、無理のない展開をしている。最後の最後まで展開を繰り返し、長すぎず終わり方も後味が良かった。 今書いていてもちょっと背筋が寒くなる。私はホラーが苦手なのだ。特に死人の顔などが出てくるともう見てられない。手で顔を覆って指で約5ミリ程の隙間を作って、それでやっと見られるくらいだ。特に主人公の背後に誰かが急に現れたら、本当に後ろに飛び上がりそうになる。(これは映画館でできないので、私はホラーを映画館で観ない。)おおこわ。 とにかくこれは、良質の映画だったとだけ言っておこう。
by kumiserendip
| 2004-10-28 13:54
| 映画狂時代
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