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2005年 01月 17日
人の記憶とは不思議なもので、時が経つにつれ視覚的情報は薄れるのだが、感覚というか感情はハッキリと残っていたりする。阪神大震災。あの時私は高校生でまだ子供だったので、両親や姉に頼り不安定な日々を乗り越えた。幸い家も家族も友人も無事で、電気も水もすぐに元通りになり、ガスが途絶えたことが不便だったくらいだ。学校が潰れたため、しばらくは家でぼんやりして過ごした。TVを見るのが怖くてあまり見なかったし、友人とも連絡は取れたが家まで行けないし、第一とても家から出る気にならなかった。あの時、カーテンを開けたらもう世界は終わっているのだろうかと本気で思った。今まで然程気にかけなかった、近所の公園や隣の家、通いなれた通学路なんかがある日突然に何の前触れもなく無くなってしまうことがあるなんて。ましてや自分だけが生き残って家族が居なくなってしまうなんてこと、とても耐えられなかっただろう。そう思うと今自分が生きていることが奇跡的に思えてくる。この記憶を忘れないようにするとともに亡くなられた方々に謹んでご冥福をお祈り致します。
by kumiserendip
| 2005-01-17 23:33
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